SONYの左右分離型ワイヤレスノイキャンイヤホンWF-1000Xは正直いまいちだった
ついにきたSONYの左右分離型イヤホン! まってました!
Airpodsの対抗馬として注目されているSONYの左右分離型ワイヤレスノイキャンイヤホンWF-1000X。早速購入したので使用感をレビューします!
・・・が結論、これは買いではありませんという内容です・・・。(悲しい)
私はずーっとGooglerでAndroidメインなので、発表を聞いたときには「やっときた!」と期待と喜びで胸がいっぱいになり、速攻で予約しました。
みんなが期待するSONYらしい製品で、Walkmanの復活を彷彿とさせるフォルムとデザインに多くの人がSONYの復活劇を夢に見たのではないかと思います。
(その後BOSEの発表もありかなり心が揺らぎましたが)
しかし、いかんせん使用感が・・・
まずは製品紹介
WF-1000XはSONYが発売した初めての左右独立型完全ワイヤレスイヤホンで、ノイズキャンセリングも搭載された高機能イヤホンとして発表されました。
「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」や専用アプリ「Headphones Connect」でノイキャンのレベルを調整できるなど、こういうの欲しかった!という機能がしっかりと盛り込まれた製品です。
ヘッドホン部 *1 型式 密閉ダイナミック型 ドライバーユニット 口径6mm(CCAWボイスコイル採用) 感度 - マグネット ネオジウム コード長 - 入力プラグ - 質量 *2 本体のみ(左右各)約6.8g、充電ケース約70g ヘッドホン部(その他) 電源 DC3.7V : 内蔵充電式リチウムイオン電池 充電時間 本体約1.5時間、充電ケース約3時間(フル充電) 充電方法 USB充電(ケース使用) 電池持続時間(連続音声再生時間) 最大3時間(NC ON)/最大3時間(NC OFF) 電池持続時間(連続通話時間) 最大3.5時間 電池持続時間(待受時間) 最大8時間(NC ON)/最大35時間(NC OFF) 周波数特性 - 対応インピーダンス - 最大入力 - 音声入力端子 - マイクロホン部 型式 エレクトレットコンデンサー型 指向特性 全指向性 有効周波数帯域 50 Hz-8,000 Hz 開回路電圧レベル(0dB=1V/Pa) - 出力インピーダンス - 付属品 USBケーブル ● イヤーピース ハイブリッドイヤーピースロングSS,S,M,L(各2)
トリプルコンフォートイヤーピースS,M,L(各2)
フィッティングサポーターM,L(各2)キャリングケース ●(充電ケース) Bluetooth 通信方式 Bluetooth標準規格 Ver.4.1 出力 Bluetooth標準規格 Power Class 1 最大通信距離 見通し距離 約10m 使用周波数帯域 2.4GHz帯(2.4000GHz-2.4835GHz) 変調方式 FHSS 対応Bluetoothプロファイル *3 A2DP(Advanced Audio Ditribution Profile),AVRCP(Audio Video Remote Control Profile),HFP(Hands-free Profile),HSP(Headset Profile) 対応コーデック *4 SBC, AAC 対応コンテンツ保護 SCMS-T方式 伝送帯域(A2DP) 20Hz-20,000Hz(44.1kHzサンプリング時)
なぜいまいちと思うのか?その使用感は
スタイリッシュで装着している時のオシャレさ、満足感はこの上ない
WF-1000Xはフォルムがかっこよく、装着した姿がとてもかっこいいです。つけている自分いい感じ!と素直に思える素晴らしいデザインです。
http://www.sony.jp/headphone/products/WF-1000X/index.html
また、装着感も非常によく、耳にしっかりと固定されてずれる感覚は全くありませんでした。イヤーピースも材質としてシリコンゴムとトリプルコンフォートイヤーピースの2種類が同梱され、多くの人の耳にはまるように気遣われています。
音質も満足、だけど接続安定性がよろしくない・・・
音質もとても良く、カナル型なので低音がしっかり頭に響き、聞いていて非常に心地よかったです。
しかし、肝心の接続安定性がかなりひどい。高い頻度でプツプツと音が切れ(特に右耳)音はいいのにただただストレスを感じる。
駅などの人や電波の多いところでは使い物になりませんでした。
専用アプリで音質優先と接続優先を選べるが、せっかくのウリの音質を犠牲にしないと安定した接続が担保できないというのはさすがに頂けません。
大好きな曲の盛り上がりのサビで「キタキタキター!」とテンション上がり始めたところで、プツ、プツ、・・・。おいーーーー!!!ってなるのがなかなかに耐えられませんでした。
遅延がひどい。正直これが一番のネガティブ要因
音質と接続安定性と共に無線通信で問題になりがちなのが転送遅延。
WF-1000Xはこれがかなりひどいと感じました。
Youtubeを見るとまるで全員いっこく堂のように・・・・。
動画の再生には全く耐えられません。なんとか耐えられるというレビューもいくつか拝見しましたが、私の感覚ではこれは無理とはっきり言えるレベルです。
ゲームも厳しいものがあります。
せっかくの効果音も エフェクトが出てからちょっとして再生される。
気持ちよさのかけらもありません。
ツムツムの爽快感もモンストの高揚感も全て半減です。
正直これが一番耐えられませんでしたね。
私は音楽以外にも動画視聴やゲーム、英会話レッスン等をスマホでやることが多いのですが、音楽再生以外には全く向かないイヤホンでした。
結論、音楽再生だけの人にはいいのかも
音質はいいですし、接続安定性に目を潰れれば、デザインの良さ、装着感、所有感はとてもいいので、音楽を効くのがメイン用途の人には問題ないかもしれません。
ただ、幅広い用途、動画再生やゲームプレイ、その他アプリでの利用を想定している方には残念ながら向かないと製品だと思います。
つけっぱなしでいろんなことをやりたい私みたいな人間には残念ながらこの製品は無理でしたね。
雑感(あとがき)
冒頭にも書きました、この製品は本当にSONYらしい製品で、SONYの復活を願うファンとしてはものすごく期待したんです。
しかし、これはいけてない・・・もうちょっと仕上げてから出してほしかった。
Airpodsという強力な競合がいて、向こうの完成度は本当に高いわけです
その事実の中でこの完成度は正直復活どころかSONYのブランドを落としかねないとまで思ってしまいました。
この市場でSONYはもう戦えないのではないかと。
でも私は次の製品ではこの失敗を跳ね除けた最高の製品を出してくれると期待しています!待ってますよSONYさん!